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トライアングル・ラブ

第3章 突然の優しさ



やっぱり裕也最後は優しい!


お礼を言いたいけど、必死に問題を解いている裕也の邪魔はしずらい。


あ!
覗き込んで勝手に言えばいっか。


その時、ちょうど裕也が上を向いて何かを考え始めた。


私は、裕也の顔の前にちょっと顔を出した。

すると、いきなり裕也が右を向いた。
つまり、私の方に顔を向けた。


裕也の前に顔を出していた私と、いきなり私の方に顔を向けた裕也の顔の距離は恐ろしいほど近い。


「へ…」


私は小さくまぬけな声を出してしまった。

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