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トライアングル・ラブ

第16章 言葉の裏返し



私は山ちゃんにしっかり抱き着いていた。

裕也ともこんなに密着してないのに!


「姫奈?え?!なに山Pに抱き着いてんの?!」


沙織が慌てて私のもとに戻ってきた。


でも足がギリギリ付く水の中に戻る勇気はなかったので、山ちゃんに抱き着いたまま、私は沙織に説明しようとした。


「違っ。私、泳げなくて、ここ足ギリギリだったから怖くて…。そしたらちょうど山ちゃんが来たから。」

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