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トライアングル・ラブ

第3章 突然の優しさ


「痛い!」

「痛くない。」


裕也は無表情で、私が解いた問題を見始めた。


「はぁ?なんでこれがこうなるんだよ。」

ぶつぶつ言いながら、やり方をきちんと書いてくれる裕也。


裕也が数学の問題やってるときの顔好きだぁ~。

私はニヤける顔を抑えながら、裕也を見つめていた。


そんな私を、山ちゃんが見ているなんてことは私が気づくはずもなかった。

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