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トライアングル・ラブ

第26章 距離



「…飲み物買いにだよ。お前も喉乾いただろ?」

「あ、うん!行く!」


なんだろう。
裕也の笑顔がいつもよりどことなく優しく見える。


私は裕也の左隣に立ち、裕也と歩き出した。


「どこ行くか。」

「私、タピオカ飲みたい!」


さっき、タピオカのお店見たら飲みたくなっちゃったんだよね~。


「…カビオカ?カビの生えたコーヒーみたいなやつ?」

「え?何言ってんの?タピオカだよ、タピオカ!」


裕也はキョトンとした顔をしている。
え?
タピオカ知らないの?!

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