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トライアングル・ラブ

第26章 距離



ストローから中身を啜ると、濃厚な苺の味が口全体に広まったのと同時に、タピオカが2つ口の中に入ってきた。


ん。
やっぱりタピオカ美味しい!


私はチラッと裕也を見た。
相変わらず不機嫌そう。

初めてのタピオカどうなんだろ…。


私が見ていると、視線に気付いた裕也がストローから口を離した。


「…俺がっ!」


いきなり必死な顔を私に見せる裕也。
私も反射的にストローから口を離した。


な、なに?
タピオカ美味しくなかった?!

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