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トライアングル・ラブ

第26章 距離



「悪かったって。山Pしつけーんだもん。」

「一口くらい…あげればいいことじゃん。」


私はため息混じりに言った。

たった一口あげるかあげないかで何言い合ってんだか。
男子ってガキだなぁ。


するといきなり、私は右肩を押され、壁と裕也に挟まれた。


「それ、本気で言ってんの?」


裕也が真顔で言い、腰を屈めて私に顔を近づけてきた。

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