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「な、なに？」


なんか私マズイこと言った？

すると裕也は、私から目線を降ろし、大きくため息をついた。

その顔からは悲しみと怒り？を感じ取れる。


「裕…「簡単には伝わんねーんだな。…俺、先行くわ。」


近づいていた裕也との距離はあっという間に離れ、裕也は一人で階段を上っていった。


「裕也！待ってよ…。」


名前を叫んだが、裕也が待ってくれるわけがないことは分かっていたので、最後の方は自分にだけ聞こえるくらいの声で言った。