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トライアングル・ラブ

第27章 理解不能



「まぁな。姫奈と2人で宣伝活動中だけど?お前は?1人で巡回中?」


“2人で”を強調したと思ったら、今度は裕也をバカにするかのような山ちゃんの口調に、私はビックリ。


え、なにこの空気。
重い、暗い、怖い!


私は裕也と山ちゃんの顔を何回も交互に見る。

親友の山ちゃんを睨んでいた裕也は、次に私を見てきた。

その裕也の眼力に私はビクッとしてしまう。


「あ…えっと…。」


さっきのことを思い出すと、何を言って良いのか分からない。

そのせいで言葉がつながらない。

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