トライアングル・ラブ
第30章 新しいスタート
「ほら、駅着いたから、定期とか使うやつ出せ?」
「あ、はーい!」
私たち2人は、改札を潜った。
パネルを見ると、あと2分ほどで電車が到着するというベストタイミング。
私は裕也の隣に立ち、2人で電車を待つ。
今、周りからは私たちカップルに見えてるのかな?
なんて考えると頬がニヤける。
裕也はそこまで身長高くないのに、高く見える。
身体付きも良く、ガッシリしている。
それに比べて私は、身長そこそこあるのに、中学生に見られる…。
身体付きも中学生並なのかな…。
あ、悲しくなってきた。