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トライアングル・ラブ

第30章 新しいスタート



「ちょっ!裕也、私ホントに無理だよ!私は、ジェットコースターだと思って…!」


私は半泣き状態で裕也に抵抗する。


が、そんなの裕也には通用するわけはなく…。


「お客様、2名様ですね?」

「はい、2人で。」


白い三角の布をおでこに貼り、白い浴衣に身を包んだ店員が、裕也に問い、裕也が笑顔で答える。

裕也、生き生きしすぎ…!


「違っ!店員さん!違っ…。」


私は必死で店員さんに助けを求める。

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