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トライアングル・ラブ

第30章 新しいスタート



「はい。では、2名様で。」


店員さんは笑顔を私に見せた。
その笑顔が怖くて怖くて、私は作り笑いを店員さんに向け、裕也にさりげなくくっついた。


「何やってんだよ。」


裕也が笑いを堪えている。


「て…店員さんが!“3名ですか?”とか聞くから!」

私は裕也にくっつき、声を震わせて言う。


「俺と姫奈、2人なんだろ?」

「うん!うん!」


私は裕也に激しく頷いた。

3人とか、もう1人誰だよー!

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