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トライアングル・ラブ

第30章 新しいスタート



「じゃぁ、2人でお化け屋敷入ろうな?」

「うん!…ん?」


今…、お化け屋敷入るって言っちゃった?!


「では、行ってらっしゃーい!」


さっき不気味な笑顔を私に向けた店員さんが、再び私と裕也に不気味な笑顔を見せ、入口の扉を開け、私たちの背中を軽く押し、中に入れた。


「ちょーっ!暗いっ!怖いっ!」


私は入った瞬間、裕也の左腕に自分の腕を絡めた。

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