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トライアングル・ラブ

第30章 新しいスタート



暗いよー!
怖いよー!

ホントに無理だよー!


「姫奈、腕しがみつきすぎ。」


裕也の笑い声が暗闇に響く。


私はもう足がガクガクで歩くことも困難。


そんな時、遠くの方から叫び声が聞こえた。


「キャーー?!」

「…お、おい…。」


私はその叫び声にビビり、裕也の腕を離し、裕也を突き飛ばしてしまった。

真っ暗な中、私は一人、耳を塞ぎ座り込んだ。

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