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トライアングル・ラブ

第30章 新しいスタート



私たちは観覧車を降り、空を眺めた。


「ボチボチ帰るか。」

「そうだね…。」


空はもうすでに夕日が顔を隠そうとしている。


私と裕也は遊園地をあとにした。


「…ん。」


駅の方に向かって歩いていると、裕也が左手を差し出してきた。


「…え…。」


胸が“ドキンッ”と高鳴ったのが自分でも分かった。

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