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トライアングル・ラブ

第30章 新しいスタート



「繋がねーなら良い。」


裕也はその左手を引っ込めようとしたので、私は反射的に右手で掴んだ。


「…つ、繋ぐ!繋ぎたい…っ!」


大胆な自分の行動に顔が熱を帯びる。


「ったく、顔真っ赤にしすぎだろ。猿かよ。」

「さ、猿とかヒドイ!」


動物扱いですか!


「なんで?真っ赤な顔の猿可愛いじゃん。」

「猿に例えないでよ。」


動物扱いばっかり!

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