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トライアングル・ラブ

第30章 新しいスタート



「じゃぁ、猿をお前の名前に変換してみろ。」


裕也はそう吐き捨て、私と繋いでだ手を“グイッ”と引っ張った。


猿をお前の名前にしてみろってどういうこと?

今、裕也が言った台詞は…。

“真っ赤な顔の猿可愛いじゃん。”だよね。

その猿を私の名前に変えると…。

“真っ赤な顔の姫奈可愛いじゃん。”…ぇえ?!

は、恥ずかしい。
変換した自分が恥ずかしい。

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