テキストサイズ

トライアングル・ラブ

第31章 複雑な祝福



しかし、山ちゃんは答えない。


「山ちゃん…?」


すると山ちゃんは右手を顔に持っていった。
後ろからはその右手で何をしているのかは分からない。


「…姫奈。」


山ちゃんは私の名前を呼んだと同時に、ゆっくり右手を下ろした。

その右手を見ると“キラッ”と何かが光り流れ落ちた。


…汗…?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ