テキストサイズ

トライアングル・ラブ

第31章 複雑な祝福



「裕也と付き合えて…嬉しいか…?」


山ちゃんは未だにこっちに振り向かない。


「…うん!嬉しいよ?」


私は出来るだけ明るく言った。
山ちゃんが心配しないように。

私は山ちゃんに頼ってばかりだから。


「…そっか。なら…良いんだ…。」


ねぇ。
“良いんだ”って言うわりに、そんな感じしないんだけど…?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ