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トライアングル・ラブ

第31章 複雑な祝福



「…山ちゃん…。どうしたの…?」


私はブランコから腰を離し、立ち上がった。
その衝撃で、ブランコが“キィ”と鳴った。


私は山ちゃんに近づこうと足に力を入れた。


「山ちゃ…「来るな!!」


1歩踏み出し、山ちゃんの肩を触ろうと手を伸ばした瞬間、山ちゃんに叫ばれた。

今まで聞いたことのない声で。


私は“ビクッ”と震え、固まってしまった。


え…。
私何かしちゃった…?

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