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トライアングル・ラブ

第34章 迷路



「それと、私は裕也のやり方どうかと思ったなぁ。」

「え?」


私は苺ドーナツにかぶりつこうとしたが、沙織の意味深な言葉に動きを止めた。


「だって、山Pが告白したと思ったら、突然の交際宣言だよ?山Pに見せつけてるとしか考えられないじゃん。」


うん…。
突然の交際宣言にはホントにビックリした。

裕也が公であんなこと言うなんて思わなかった。


「焦る気持ちも分からなくないけど、山Pの気持ちも考えろって感じ。」


沙織はため息をつき、再び紅茶を啜った。

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