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トライアングル・ラブ

第6章 事件



「一気に質問しすぎじゃね?」

先輩はケラケラ笑った。


「まぁ、答えてあげよう。手紙を入れたのは昨日の放課後。ロッカーが名前順になってるのは全学年共通だから、すぐ姫奈ちゃんのロッカー分かったよ。」


「あ、なるほど。」

私は頷いた。


すると、先輩はもっと私に近寄ってきた。

私は条件反射で後ずさりしたが、気づけば後ろには壁があった。

そんな私にはお構いなしに先輩は更に距離を縮めてきた。


「り…龍先輩?」

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