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トライアングル・ラブ

第6章 事件



「うん。友達の賭けに勝てるかめっちゃ悩んでるんだ。」

「賭け…ですか?どんな賭けなんですか。」


今、先輩がニヤリとしたのは私の見間違いだろうか。


「姫奈ちゃんを落とせるかっていう賭け。」


…私を落とす?
いや、やめてよ。
落第とかしたくないんだけど。


するといきなり先輩に手を引っ張られ、気づけば先輩の腕の中にいた。


「へっ?!ちょっ、先輩?!」

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