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トライアングル・ラブ

第6章 事件



私は急いで離れようとしたが、先輩の抱きしめる力には敵わなかった。


「姫奈ちゃんちっちぇー。可愛い~。」


先輩が頭を撫でてきた。


その瞬間、私は全身に鳥肌がたった。


するといきなり抱きしめる力が弱くなったと思ったら、壁に押し付けられた。


「痛っ…。」


背中と両腕に激痛が走った。

両腕はガッチリと先輩に押さえつけられている。

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