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賄賂は君の身体で

第6章 強制収監です!!

コートを抜いで万里に羽織らすと、そのまま肩を抱いてソファーに促す。



「窓際より奥のほうが暖まりやすいですし、早く服を乾かさないといけません。」



「…はい。」



ちょこんとソファーに座り、万里は小柴を見ると、早く乾くようにと服の位置をずらしていた。

作業を済ますと、小柴は振り返り万里と目が合うが、万里は速攻で反らせて俯いた。


それがちょっと可愛く見えた小柴は、口角を上げ、声を出して笑うのを抑えながら、またドアに向かって歩いた。


パチパチン



「え?!」

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