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賄賂は君の身体で

第7章 展開早過ぎです!!

「うん、何を?」


「昔…結婚の…約束を…した人がいるんです。」


「うん、で?!子供の頃の口約束が今も有効なの?」


「それは…。」



万里はそう言って、小柴から目を逸らした。


有効かどうかって聞かれると…限りなく無効だけど、だけど…あの淡い恋心は…今も有効なんだ。

会長を好きと思う気持ちとは、またちょっと違うんだけど、フワフワした…思いでは大事って言うか。


万里はチラッと小柴を見ると、ふぅーと息を吐いてから話を進めた。



「なら、結婚はその相手とすればいい。ただ、君は今私を好きなわけですから、私と付き合えば良い。OK?」

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