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賄賂は君の身体で

第7章 展開早過ぎです!!

「奥田万里さん、どうしますか?」


「…はい…しかないんじゃ…。」


「『いいえ』でもする事は一緒ですよって話です。」



震える万里の手を小柴は自分の胸に当てた。
冷たい手を温めるためだったが、万里は思いのほか小柴の心音が手に伝わり、顔に熱が熱がこもる。



「会長…も、ドキドキしたりするんですね?」


「…君は…私をロボットか何かと勘違いでもしてたんですか?」


「あ、そうじゃなくて…。」


「もう、しゃべらなくていいですよ。」



小柴は自分の胸に万里の手を当てたままキスをした。
何度か交わすキスで、万里の身体の力が抜けた頃、小柴の唇が下がって行く。

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