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賄賂は君の身体で

第7章 展開早過ぎです!!

小柴の柔らかい唇と髪が、万里の身体を這うとくすぐったくて身悶えた。

でも、確実に…暖かいぬくもりが、冷えた万里には心地良くて『ヤダ』とは言えなかったのだ。



「冷えたね?」


「…はい。」


「私から、暖を取って?」



万里の腕を掴み上げて、自分の肩に手を回させる小柴は、素直にそうする万里に抱き寄せられてる気分になり、万里の胸に顔を埋めた。



…私、何やってるんだろう。



冷静になる自分と、確実に小柴に翻弄される自分との狭間に居る万里は、ただ小柴に腕を回していた。

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