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賄賂は君の身体で

第8章 恋人宣言です!!

「…もうイイです。会長には頼りません。」



万里が背中を見せると、ギシッと椅子の音を鳴らして小柴が立ち上がる。



「私でなければ、誰に頼るんですか?」


「…会長以外の人です。」


「…万里。」



こっちに来いと手招きをされるが、万里は小柴に対し嫌悪感がいっぱいで、振り向きはしても近づこうとは思わなかった。



「…まったく、強情だねぇ。」



そう言って万里に向かって歩き近づいて来る。

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