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賄賂は君の身体で

第8章 恋人宣言です!!

万里はそのまま校舎を出て、校庭の花壇のチェックに行く。

ジョウロに液体肥料を水で薄めて…



「勝手すぎる!!そう思うでしょう?虐めるなとか言って、虐めてるの自分じゃん?!部費カットだよ?どうしろって言うの?私の計画丸つぶれだし!!」



万里は必死に花壇のバラの木に愚痴っていた。
その万里の後ろから小柴が近づき、万里が持っていたジョウロを手ごと握った。

勿論気が付いていなかった万里は飛び跳ねてびっくりした。



「潰れた計画とは何でしょうか?」


「…会長様には関係ありません。」


「本当にへそを曲げると厄介ですね、万里は。」

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