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賄賂は君の身体で

第8章 恋人宣言です!!

結局のところ、私は会長の事が好きなのだ。


クスッと笑っていると、河村さんがひょっこり現れ、それにビックリした万里は、身体を跳ねさせてから笑った。



「もしかして…会長さんと付き合ってるの?」



キョトンとした表情の河村と固まる万里はただ見つめあった。


『yes』ではあるが、万里もなんだか微妙な感じで返事ができないのだ。


恋人って事になってるけど…付き合うって話にはなってない。
やる事はやったけど…甘い関係でもない。
好きだと思っているけど…伝えてない。


そう思った万里は、ハッとして口を押さえた。



「奥田さん?」

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