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賄賂は君の身体で

第2章 交渉です!!

既に会長室の前に立っている林道に万里が歩み寄ると、ドアをノックする。



「はい。」



ドアの向こうから聞こえた声は…
紛れもないあの会長の声。


心地いい音色の声にドキドキする。

怖いのに…
聞いていたい声ってこの事だ。


なんて、万里が呑気に耳を傾けていると、会長・小柴丞の返事に林道が答える。



「園芸部の奥田さんが廃部の件で見えたけど。」


「入っていいよ。」


さらっと返って来たその返事を聞くと、林道はドアを開けた。

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