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何の返答もしない万里に、小柴は口角を上げて言う。


「部員、他にもいるでしょ？！」



もう1人差し出せと言っているんだと、万里は直ぐに気が付く。

河原さんを？！
それはできない！！



「このままだと実がつかないどころか、枯れてしまいます！！実がなったらお持ちしますので。」


「私には…全く興味がない事だね。」



バッサリだ。
拒否？！

超美味しいんだよ？！


バナナにマンゴーにパパイヤ。
ドラゴンフルーツにスターフルーツ、ライチやザクロ、マンゴスチン。

マジで美味しいんだから！！


そんな事を考えるも、生徒会長・小柴に言い返す言葉が見つからないでいた。