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賄賂は君の身体で

第2章 交渉です!!

「部活名変更もしませんし、部長以外の部員は雑用係を兼任しません。」


「そう?そうしたら、無駄な費用は使いたくないからおかえりを。」



ハッキリと断った万里に、小柴は手で払う仕草をする。


サッサと出ていけって事?!
ムカつくぅぅぅうう!!



万里が入部した当時から何かと目の敵にされてきた『園芸部』は、元々派手な部活ではなく、少数部員で超地味に細々と活動をしてきた。

後期の予算決めで、余りに理不尽な対応に万里がブチ切れて以来、こんな感じの雑な扱いと弱みにつけ込む悪代官ぶり。



「会長。」


「はい?」


「部員3人しかいないんです。部活を存続させて下さい。」

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