テキストサイズ

賄賂は君の身体で

第2章 交渉です!!

それに…『お兄ちゃん』が1コ上だって言うのだって怪しい!!



『お兄ちゃん』て呼んでいた事
『まんちゃん』て呼ばれていた事

直ぐにどっかに引っ越しちゃった事

引っ越す前にもらったガチャガチャの指輪



『お迎えに来るから、結婚しようね。』


そう言われたことくらいしか憶えてないんだから!!


信じてるわけじゃないけど…


汚されるのだけは許せない!!



万里は小柴から視線を外す事なく、昔の記憶をたどるものの、やはり初恋と小柴を同一人物と重ねる事が出来なかった。

正確には、出来ないでは無くしたく無い。

綺麗なままの幼い恋を、思い出としてしまっておきたいのだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ