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賄賂は君の身体で

第2章 交渉です!!

「私のファーストキス、返して下さい。」


「いいですよ?」



余裕そうな小柴の対応に、万里は悔しくてそう言ったのに、またしてもさらっと返事をした。

眉間にシワを寄せる万里の腕をぐいっと引っ張り、前のめりに転けそうになる万里を抱き上げて…

チュー…


って!!
またされた!!

目を見開く万里からは、拒絶の声が漏れる。



「ううっ…ん、いやぁぁぁああ!!」



バチーン

ものすごい音が鳴った。それはもう、万里自身がドン引きするくらい!!

もちろん、モロに入った小柴は頬を押さえてフリーズ中。

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