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賄賂は君の身体で

第3章 悪魔の契約です!!

「顔が赤い。もう惚れたか?」



鼻で笑う小柴は、後ろに一歩下がった万里の頬に手の甲を触れる。



「勘違いするなよ?俺は好きな人と…なんてこだわりはない。」



意地悪そうに微笑で言う小柴に、万里は目を見開いた。

言いやがった!!
最低野郎!!


私のドキドキを返せ!!

もちろん、期待なんてしてなかったけど…
こんな人にファーストキスを奪われたなんて…。



そう思いながらも、まだまだ鼓動の激しさが治まらなかった万里は、それがまた、悔しくて悲しかった。

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