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賄賂は君の身体で

第3章 悪魔の契約です!!

仕方なくその指に小指を絡める万里は、悪魔の契約を結ぶ事となった。

小指を離すと腰に回って居た腕からも解放され、万里は一歩後ろへ下がった。


「明日、午前中に業者が来て見積もりと工事日程を提示して頂ける話になっています。部員の方にお話を…と、今は邪魔そうですね?」


「あの、この事も内密に。」



万里は温室を指差した。
その表情は苦笑しつつも、小柴の様子を伺い見るような、どこか怯えた感じで…小柴からすると、思いのほかそれがツボに入った。

小柴は笑って頷いていた。



見回る顧問が居ないから、こんな事をし始めちゃう子のバカップルが見つかれば、どんな契約を会長と結ぼうが完全に廃部だ!!


その度に外で見張ってる私の身にもなって欲しい!!つうか、鍵閉めろ!!

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