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賄賂は君の身体で

第4章 初仕事

放課後…万里は意を決して足を運ぶ。


『生徒会室』


お礼は言わないといけないし?
って言うより、強制させてるし。


生徒会室に向かう廊下で、ふと前には会長の姿があった。




「会長。」



と、声をかけてから何となく後悔する万里。


…悪くはないんだけど、声をかけるほど仲が良いわけでもなく、かと言って前を歩く姿を確認しておいて声をかけないのも悪いし…。



「…君か。」



ゆっくり振り向いて笑顔を見せるから、勘違いしそうになる。

会長は…私の事を好きなんじゃないのか。と…

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