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賄賂は君の身体で

第4章 初仕事

「せいど?」


勿論、その言葉に引っかかったのは万里だけでは無い。皆の頭にハテナが飛び交っているのだ。

いち早くそれに気付いた万里は、小柴を睨み上げた上げた。そしてフォローに入る。


つうか、雑用係って言えよ!!
変態!!



「や…やだなぁ会長。噛まないで下さいよ!!
『生徒』代表で会長専属の雑用をする事になりました、奥田万里です。会長の駒の1つとして忠誠を誓ってますので、よろしくお願いします!!」



皆がそう言う意味かと頷き始めてホッとした。
フォローせずにいたら、1番の被害は自分なのだ。万里も必死になる。


よし!!
これでごまかせた!!


そんなあからさまにホッとした万里を見た小柴は、それが不服だったのだ。
その後の言葉を発した。



「コマじゃなくてコメだけどね。」

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