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賄賂は君の身体で

第4章 初仕事

謝罪だと?!
こっちがしてもらいたいんだよ!!


万里が睨みつけると、小柴は涼しい顔をしてデスクに座り、仕事をし始めていた。

万里が机越しの小柴の前に腕を組んで立つと、ゆっくりと見上げる小柴と、そのまま見下ろしている万里。

ため息を吐きながら、背もたれに寄りかかる小柴が不服そうに言った。



「全く可愛げがない。」


「別に可愛いと思っていただか無くて結構です。」


「君は…もう少し私に心を開いてくれないと、全く役に立たないんですよ。」



だから何だと言わんばかりに、睨む万里。


役に立たなければお役御免?!
私にとっては願ったり叶ったりだよ!!

足を引っ張る気は無いけど、役に立たなくても害はない…でしょう?!

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