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賄賂は君の身体で

第4章 初仕事

そう考えていると、万里に名案が浮かぶ。


『迷惑大作戦』
忠実な僕の様にいつも近くにいて、会長にとってすっごい迷惑な事をすれば良いんだ!!


うんうんと頷く万里を見て、小柴は万里の悪巧みを冷たい視線で指摘する。



「…何か企んでそうですね。」


「いいえ何も。」



小柴は視線を合わせながら、立ち上がり万里の前まで来ると、いきなり腕を掴んで来るから、思わず振り払った。



「何をするんですか!!」


「そこにいては、視界に入って邪魔なので。」


「…邪魔なら部活に行きます!!」


「君は…ここにいてもらいます。」



再度掴まれたては容易に振り払えず、無理やりソファーに座らされた。

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