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賄賂は君の身体で

第4章 初仕事

「ここに座っていて下さい。」



無理やり座らされた万里は、不満一杯に小柴を睨み上げた。



「君の仕事は、私を癒す事。先ずはそこに静かに座っていて下さい。そして、私と一緒にいる事に慣れて下さい。」



慣れる…別に不快だなんて、今は思ってない。

やる事も無く、会話も無く、ただ座っているのは…落ち着かない!!それに…怪獣を1人温室にいさせて居るって事が気になって…

小柴がデスクに戻ろうとする後ろ姿に声をかけた。


「会長…温室を見てきてもいいですか?」


「…私の話を聞いていましたか?」

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