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賄賂は君の身体で

第4章 初仕事

「んっ、んん!!」



完全にソファーに押し倒され、組み敷かれた状態。
勿論両手首も押さえられ、男女の力の差を見せつけられているかの様にビクともせず、小柴の舌は唇を分け入って歯茎を舐められた。

万里はその感覚が嫌で声を上げる。



「ん!!やぁ!!」



そのタイミングで口内に侵入する小柴の舌に追いかけ廻され翻弄される。

唇の角度を変えるたびに、深く侵入してくる温かくヌルヌルしたモノが、チュルチュルともぴちゃぴちゃとも言える様な生めかしい音を立てて、攻めて来ると、嫌でも息が上がってしまう。


自分でもわかる顔の熱とそれと同時に気持ちも高揚する万里。

昨日の今日で、キスがこんなにも人の気持ちを揺すぶるものだとは思わなかったのだ。

ただ小柴の舌に攻め立てられ、押さえつけられている体から力が抜け…目まで綴じて受け入れている万里がいる。

それ程、気持ちがいいとまで思ってしまった。

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