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ＢＢはリボルバーを手に取り、さっきのＭＩＬの方向に向ける。
「シャドー、さっきのやつは敵か？それとも、」
「おそらく敵だ。あの機体はクロの機体じゃない。」
「でも、俺達を助けたようにみえたが。」
「たまたまだろ。」
カイとシャドーが話していると、煙が晴れてきて視界が良くなる。
「いないぞ、シャドー。」
「上だ！」
カイが上を見ると、白い機体がビルの屋上から飛び降りる。ＢＢは後ろに避ける。しかし、相手は地面に着地と同時にこちら側にジャンプし攻撃を仕掛けてくる。
「うわっ！」
ＢＢはリボルバーを使いうまく短刀の攻撃を防ぐ。
「距離をとれカイ！こっちは銃しか無いんだ、近距離じゃ負けるぞ。」
「うん。」
ＢＢは距離をとり、リボルバーを撃つが白い機体はリボルバーの銃弾を簡単にかわす。
「なんなんだあいつは、一発も当たんねぇ。」
「カイ、リボルバーのシリンダーを回せ！」
「え？シリンダーって撃つときに自動的に回るんじゃないの？」
「そのリボルバーは回らなくても撃てるんだ。そして、シリンダーを回すことで銃弾の種類を変えられる。」
「なるほど。」
「左に二回回せ。」
「了解。」
ＢＢはカチッカチッっと左に二回回す。
「よし、いくぞ！」
カイは、リボルバーを撃つ。すると、最初は普通に飛んでいった銃弾は途中で破裂し様々な方向に攻撃する。白いＭＩＬはさすがに避けきれない。
「スゲェ、まるで花火だ。」
カイはビックリする。
「この攻撃方法は相手へのダメージが少ない、当たる確率はぐんっと上がるがな。」
白いＭＩＬは建物を使い、カイ達の視界から消える。