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「なんで俺達が来るのが遅かったとおもう？」
っとアンドは言う。
「まさか。」
「そ！私達が救出してあげたの。」
っとイヴは言う。
「そうそう、子供達がＭＩＬを見ただけで泣きだしてさ、その子供達にマリアが怒鳴り散らすから大変だったぜ。」
「うるせぇー、あたしは泣き虫な子供はキライなんだよ！」
カイは救出時の光景が浮かんで失笑してしまう。
「笑うんじゃねぇ！」
そう言って、マリアはカイの頭を軽く叩く。
「まあ、イヴのお陰で無事全員救えたけどな。」
っとアンドは言う。
カイの目からは涙がこぼれる。
「よかった。」
「な、てめえ男のクセに泣いてんじゃねぇ！」
マリアはカイに両手でフェイスロックをする。
「ちょっと、待って、タイムタイム。痛いし前が見えない。」
カイの足が何かにぶつかりカミカゼがイッキに下降していく。
「お前！ちゃんと操縦しないか！」
マリアはなんとかカミカゼを動かし、空を飛ぶ。
街はだんだん遠くなっていく。