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禁断のシェアハウス

第2章 新しい生活


5分くらいして
店員がキーホルダーを持ってきた。

「出来上がりました。よろしいでしょうか。」

「あ、可愛い。ありがとうございます。」

「では、会計を。870円です。」

安っ!
もっとするかと思った。
1.000をだす。

「1.000円からで。
ポイントカードはお持ちですか?」

「ポイントカード?
無いです。」

「ではお作りしますね。」

契約とか面倒くさいな。

「300円で1回スタンプを押します。
すべて溜まったら1.000円OFFです。
今日は、2つですね。」

あれ、簡単にできた。

「ありがとうございました。」


早速鍵にキーホルダーをつける。
それだけでテンション上がる。
和黄に連絡しよ。

「もしもし、和黄?」

『どうした?何かあった?』

「今ね、鍵につけるキーホルダー作ってきたの。」

『作った?買ったんじゃなくて?』

「うん、なんか作れるんだって。店員さんがいい人でね色々教えてくれて。
あと、ポイントカードっていうのもらったんだけど、どういうことなんだろう。契約も何もなかったの。」

『ポイントカード知らないんだ。
500円につき1回スタンプを押してもらえたりするやつでしょ?』

「うん300円で1回押すって言ってた。」

『だから、300円以上のものを買うときだけ、そのポイントカードもお金と一緒に出すの。
それで、ずっと出していってスタンプが全部溜まったらなんかサービスしてもらえるんだよ。』

「1.000円OFFだって。」

『そうそう、それがサービス。
いろんな店でポイントカードは配られてて、
契約がいるようなとっても重要なカードじゃないから、
あった方が得ってだけ。』


「なるほど、ありがとう。
じゃあまた。」

『ばいばい。』

そういうことだったんだ。

これからいっぱいポイントカード集めよう。



家に帰って、お昼ご飯を食べる。
引っ越す前に、和黄に教えてもらったパスタ。


麺硬っ。
つぎはもう少し長く湯がこう。



昼からは何しよっかな。
会社、まだ車でしか行ったことない。
電車で行けるか試しとかなきゃ。
再び自転車にまたがり、駅に向かった。

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