テキストサイズ

初恋は永遠に

第2章 帰り道

それから、5分ぐらいそのままだった。
長いようで短かった。

けん君は私を離すと、手は恋人繋ぎのまま、歩き出した。

私は、引かれながら、小走りでついていく。

『けん君?
・・・けん君?』

『あっ、歩くの早かった?』

けん君が心配そうに聞いてきた。

『うん』

『ごめんね』

『大丈夫だよ!』

私が笑顔で言うと、けん君も笑顔になった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ