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恋なんかしなきゃよかった

第10章 衝撃



私が診察室から
出てくると
凛ちゃんが待っていて
くれた。
「唯姉ちゃん大丈夫?」

「えぇ。大丈夫よ。
凛ちゃんに
お願いがあるの。」

「うん。何?」


「私が妊娠してること
怜汰には
黙っててほしいの。」

「えっ…どうして。
お兄ちゃんの
子供なんでしょ?

だったら…」
「お願い…」

私は頭を下げた。

「唯姉ちゃん…
わかった!
けど何かあったときは
私を頼ってね。」

「ありがとう。」

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