私と高志の長い一日~とっておきのキスは恐怖の後で~
第3章 謎の江戸っ娘はいったい誰!?
何なのよ、こいつは。
私は腹立ちのあまり、言ってやる。
「なるほど、この幽霊って、結構美人だから、高志はいつまでもここにいたいのよね。高志って、面食いだから!」
「ち、違うよ~。どうも腰が抜けたみたいなんだ」
えっ、ちょっと、お兄さん。冗談でしょ。
私は呆れて物も言えない。
「冗談かと思ったけど、まさか本当に腰が抜けたの?」
「うん」
高志は意気消沈した様子で頷いた。
「あんた、それでよく野球部のエースがつとまるね?」
こんな度胸のないヤツが医学部に入って外科医を目指してるなんて、信じられない。私だったら、絶対に手術なんて、して貰いたくないね。内臓見ただけで、眼を回して手元が狂いそうだよ。
「ほら、私につかまって」
私は仕方なく高志に肩を貸す。
でも、身長差が有りすぎて、到底、肩を貸して歩くなんてことはできそうにもない。
私は腹立ちのあまり、言ってやる。
「なるほど、この幽霊って、結構美人だから、高志はいつまでもここにいたいのよね。高志って、面食いだから!」
「ち、違うよ~。どうも腰が抜けたみたいなんだ」
えっ、ちょっと、お兄さん。冗談でしょ。
私は呆れて物も言えない。
「冗談かと思ったけど、まさか本当に腰が抜けたの?」
「うん」
高志は意気消沈した様子で頷いた。
「あんた、それでよく野球部のエースがつとまるね?」
こんな度胸のないヤツが医学部に入って外科医を目指してるなんて、信じられない。私だったら、絶対に手術なんて、して貰いたくないね。内臓見ただけで、眼を回して手元が狂いそうだよ。
「ほら、私につかまって」
私は仕方なく高志に肩を貸す。
でも、身長差が有りすぎて、到底、肩を貸して歩くなんてことはできそうにもない。