私と高志の長い一日~とっておきのキスは恐怖の後で~
第1章 恐怖体験の始まりは、さらし首から!?
皆、高志のこういう野暮ったいところを知らないから、アイツのことをアイドル追っかけるみたいにキャーキャー言うんだ。
見てくれが良くても、こうもセンスがなくちゃ、つきあい始めてすぐに愛想が尽きると思うよ。
もちろん、私はこのお誘いは丁重にお断りした。
―ごめん、その日は生憎とママと出かける約束してるの。
とか何とか、ありもしない理由を並べてね。
そうしたら、高志からはすぐに返信があって
―そう言うなよ。俺の親友が彼女連れてくることなってて、四人で行こうって決めてるのに、どうすりゃ良いんだよ、俺。
―っつうか、勝手に決めるなと私は叫びたい。何度も言うが―本人の前では言ってないが―私は、あんたの彼女じゃない。あんたが懐いてくるから、邪険にもできないし、適当に構ってるだけだ。
数合わせに誘われたのであろうことはわかりきっていたけれど、高志の親友とその彼女とダブルデートなんて、冗談じゃない。
見てくれが良くても、こうもセンスがなくちゃ、つきあい始めてすぐに愛想が尽きると思うよ。
もちろん、私はこのお誘いは丁重にお断りした。
―ごめん、その日は生憎とママと出かける約束してるの。
とか何とか、ありもしない理由を並べてね。
そうしたら、高志からはすぐに返信があって
―そう言うなよ。俺の親友が彼女連れてくることなってて、四人で行こうって決めてるのに、どうすりゃ良いんだよ、俺。
―っつうか、勝手に決めるなと私は叫びたい。何度も言うが―本人の前では言ってないが―私は、あんたの彼女じゃない。あんたが懐いてくるから、邪険にもできないし、適当に構ってるだけだ。
数合わせに誘われたのであろうことはわかりきっていたけれど、高志の親友とその彼女とダブルデートなんて、冗談じゃない。